「Earlybird 2.2」は非常に高品質な2チャンネル真空管プリアンプです。
プッシュプル・クラスA・アンプ・回路を搭載し、ノイズや歪みが極めて少なくクリーンなゲイン処理を実現しています。

■極めて高品質な2チャンネル・プッシュプル・クラスA・真空管プリアンプ。
■3バンド・アクティブ・リフトEQ（ミッド・レンジは2種類の周波数から切り替え可能）及びスイッチ式ハイ・パス・フィルター。
■極めてノイズと歪みが少なくクリーンなゲイン機能。
■ゲイン、インピーダンス、48Vファンタム電源、位相反転などの基本的なプリアンプの設定はフロント・パネルで全て操作可能。
■多様なマイク、信号レベルに対応。ラック・マウントのまま各設定が変更可能。
■「Function」スイッチにてマイク、ライン、「Pullet」入力を選択可能。
■極めてクリーンな出力を実現。出力レベルのトリムやサウンドの色付けも可能。

入出力トランスはSowter社との共同開発で「Earlybird」に最適化されたトランスが搭載されており、極めて低い位相ずれと優れたヘッドルームを実現しています。
このバージョンの「Earlybird」プリアンプはMidレンジの周波数を切り替え可能な3バンドのアクティブ・リフトEQやハイ・パス・フィルターも搭載しています。
「FUNCTION」スイッチにて多様な入力ソースを切り替えることも可能です。
ゲイン、インピーダンス、48Vファンタム電源、位相反転などの基本的なプリアンプの設定はフロント・パネルで全て操作可能です。

搭載されるアクティブEQはユニークなバリスロープEQカーブが採用されベースやハイ・トップを持ち上げることができます。
中音域を持ち上げる音楽的で広めのカーブは800Hzまたは2.8kHzのセンター周波数から選択可能です。
このカーブは広いため「BASS」と「TOP」の帯域にも影響します。これを活用することで幅広いEQ処理を行うことができます。

このEQは回路のフィードバック成分に適応されるためEQを「IN」に設定した場合ゲインが余分に上昇することはありません。
これによりゲイン・セクションに余計な成分が追加されることを気にせずEQの操作が可能になります。
レコーディング時に信号の劣化無しにわずかなEQを施すことができます。

ハイ・パス・フィルターの最初の2つの設定「40Hz」と「100Hz」は12dB/オクターブのカーブで低音域の不要な周波数をカットします。
もう一つの設定値「800Hz」は「BASS」リフトつまみと併用して中音域をカットし低音域をブーストする使用方法がおすすめです。

「FUNCTION」スイッチはXLRマイク入力、ライン入力、「Pullet」端子を入力ソースとして選択できます。
インピーダンス、PAD設定を入力ソースに合わせて設定することで多様なマイク、信号レベルに対応します。
変更はラック・マウントのまま可能です。 「FUNCTION」スイッチは音作りのために自由に切り替えることでクリエイティブに活用することも可能です。

「Earlybird 2.2」の「FUNCTION」設定は極めて多目的に使用でき、多様なサウンドを作ることができます。
ミックス、レコーディングのスタジオにとって必ず強力な武器となるはずです。

●Input impedance(Mic)：300Ω or 1200Ω, switchable, balanced
●Input impedance(Pad)：1.8kΩ
●Input impedance(Line)：12.7kΩ
●Input impedance(Pullet)：1.2kΩ
●Output impedance：＜300Ω
●Maximum gain：62dB
●Maximum output level：+33dBm (36V RMS)
●Distortion (THD):1kHz:0：005%
●Distortion (THD):100Hz：0.01%
●Frequency response ±1dB：11Hz to 26kHz
●Frequency response ±0.5dB：8Hz to 65kHz
●Total noise, unweighted,30kHz filter：114dB below MOL
●EQ,active controls @ max
　Bass：+17dB@50Hz
　Mid：+15dB@800Hz & 2.5kHz
　Top：+20dB@10kHz
●Phase shift:HF：16°(4.5%) @10kHz
●Phase shift:LF：0 within audible range
●Gain settings (dB):Mic：36, 44, 52 & 60dB
●Gain settings (dB):Line：-8, 0, 8 & 16dB
●High pass filter (Hz)：0, 40, 100 & 800Hz
●Output trim：-18dB to 0dB reverse linear attenuator
●Input and output connectors：8x3 pin XLRs, wired balanced
●Valve complement：2x12AX7LPS/ECC83/7025,2x12AU7/ECC82/6189
●Pilot light bulb：24V/2.8W
●Fuses：T1.25A
●電源：115V

＜Thermionic Culture＞
Thermionic Cultureは、レコーディングエンジニアであるVic Kearyによってデザインされたスタジオ機器を製造・プロモート・販売するために1998年に設立されました。
彼らの真の目的は、THERMIONIC VALVES （真空管）のサウンドはソリッドステート機器に比べて遥かに素晴らしいものであることを証明することです。
真空管はトランジスタに比べて歪みもノイズも非常に少ない上に、Thermionic Culture製品においてはSowter社の優れたトランスや熟練の技術者によって設計された回路を採用することにより、とてもナチュラルなサウンドを実現しました。

真空管を歪ませることで伝統的、魅力的、かつ音楽的なサウンドになりますが(Culture Vultureのサウンドを聴いてみて下さい！)、Thermionic Cultureは歪みだけでなくクリーン・サウンドにおいても大変良質であるということをプロモートしたいと考えています。
いくつかのプロダクトにはアンバランスのシングルエンド・アウトプットを採用しており、とてもオープンなサウンドを提供します。

全ての製品は最高の基準に基づき伝統的なハンド・ワイアード"point‐to‐point"でイギリス国内で製造されています。

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